俺の情報発信

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俺の失敗したことを基にした、役立ち情報??を提供。備忘録。

高校の金融問題が難しい。ChatGPTでも難しい。

 

きよすけです。

 

昨年度から、高校で金融教育が必修となっているいます。

 

俺はそんな講義を受けたこと無いから興味がありました。

 

高校向け 金融経済教育指導教材

どうやら、金融庁が、指導教材を作成して公表しているよう。


7章構成。

  1. 家計管理とライフプランニング
  2. 「使う」
  3. 「備える」
  4. 「貯める・増やす」
  5. 「借りる」
  6. 「金融トラブル」
  7. 「まとめ」

 

各章には、クイズが設けられている。

 

すっとばして、第7章のまとめの教材を読むと、6章までの概要が書かれています。

 

先にこれを読んだ方が良いような気がする。

 

 

リボ払いのクイズがかなり難しい

ところが、第5章の「借りる」で出題されるクイズが難しい・・・

 

次の3択問題だ。

 

第5章「借りる」クイズ

友達と海外旅行に行くので、金利16%で20万円を借りた。毎月5,000円ずつ返済する場合、返済には何年かかり、総額いくら返すことになるでしょうか?

  1. 1年、約21万円
  2. 3年、約25万円
  3. 5年、約29万円

 

いわゆるリボ払いを行った場合の返済額に関しての問題。

 

他の章のクイズに比べて難易度高い!

 

電卓が要るのでは。

 

20万を5000で割ると、40。

 

40➗12 =3.333・・・

 

なので、金利がなくても、3年以上はかかる。

 

だから、選択肢1と2は無さそうで、多分3かな?

 

でもどうして3なのか?

 

 

リボ払いの恐怖

クイズの正解は、やはり「3. 5年、約29万円」です。

 

金利16%は現実的に高すぎてありえないわ、と思っていました。

 

でも俺が知らんかっただけで、かなり現実的な値であるよう。

 

この時点で高校生に知識で負けている。勉強になる。

 

金利が無ければ3年少しで返せて、9万円も余計に支払う必要はない。

 

リボ払いは恐ろしい!

 

 

ChatGPTに計算方法を訊く

金融庁のページには、返済額及び返済回数の計算のために、「借金シミュレーター」なるものが用意されています。


このシミュレーターで、視覚的に月毎の返済額の変遷を見ることができて、分かりやすい。

 

でも、シミュレーターの中でどんな計算が行われているか分からない。

 

手元で計算できるようになりたい。

 

こんなときこそ、ChatGPTに訊いてみよう。

 

下の記事でも言っているように、ChatGPTは、プログラミング言語や数学を含めた、あらゆる言語について対話形式で自然な応答を生成できる人工知能です。

 

ChatGPTが選択肢を間違える

クイズの問題文をそのまま入れてみた。

 

すると以下のように返答してきた。

あれ?

 

選択肢、間違えてるやん。正解は③のはず。

 

そもそも、7.1年と算出しておいて、②の3年を選択するのはおかしい。

 

最後の行は一先ずほっといて、その前の行までを眺めてみる。

 

 

利率が固定ではないことを教える

ChatGPTは、毎月の元本返済額(金利による返済も考慮した実質的な返済額)を2333.4円と計算していた。

 

これはおかしい。

 

少なくとも初月に2333.4円払っているのだったら、元本(借り入れている額)がこの分だけ減るため、翌月の元本返済額は増えるはず。

 

つまり、元本返済額は月毎に変わるはずだ。

 

ChatGPTは利率を固定で考えてしまっている。

 

だから、ChatGPTに利率が変動するということを伝えてみた。

 

 

計算が複雑だからとプログラムを示してきた

複利計算では?」と伝えた。すると以下の返答をしてきた。

長い。

 

それと結局また、選択肢を間違えている。

 

その点は残念だが、中身を見てみる。

 

「毎月の元本返済額は一定ではありません」との文が。

 

利率が変動することを理解してくれたようであった。

 

だけど、「手計算で非常に複雑」と、返済期間と総返済額の計算をプログラムに委ねてきた。

 

 

提示されたプログラムも何かおかしい

Pythonというプログラミング言語を使ったプログラムを示してきた。

 

ChatGPTに訊くと実行方法を教えてくれたので、苦労したけど、実行できた。

 

以下が表示された。

 

返済にかかる年数: 4 年

総返済額: 290000 円

 

うん?

 

選択肢「3. 5年、約29万円」に近いけど、年数が4年?

 

結果を鵜呑みにするわけには行かなそうです。

 

 

手計算でも電卓でも難しいからシミュレーター

また別の機会に、プログラムの正しさについては考察したいと思います。

 

ただChatGPTとの会話を通じて、今回のクイズの計算は、手計算や電卓では難しいことを実感しました。

 

正解の選択肢では5年かかるということだから、返済回数は5✖️12=60回程度かかります。

 

各返済において元本返済額が変わるから、この計算を60回も手計算で行うのはとても大変です。

 

金融庁が借金シミュレーターで解説していたのも頷けました。

 

しかし、高校ではどのように教えているのかが気になる。

 

学生みんなを借金シミュレーターにアクセスさせているのだろうか。

 

俺のようにChatGPTを使っている人も居そうだ。。。

 

また調べてみたいと思います。